Hadano · Kanagawa

一般社団法人 秦野八重桜協会

八重桜を軸に、有機農業、里山の保全、観光と宿泊の支援を一つにつなぐ。秦野市全域の営みを、次の世代へ。

神奈川県秦野市 2026年 設立 サステナブルな地域づくり

サステナビリティを見る

秦野の八重桜を、まちの力に。

満開の八重桜の下で摘み取り作業をする様子
秦野の八重桜HADANO
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About

八重桜を軸に、
秦野の営みを次の世代へ

秦野市には、地域の人々が長い時間をかけて育ててきた八重桜の風景があります。私たちは、その一本一本を大切にしながら、花を摘み、塩漬けにし、乾燥させて、次の使い手へ届ける営みを重ねてきました。

八重桜は、それだけで完結するものではありません。まわりの里山、土と水、そして手をかける人々があってこそ、毎年花をひらきます。協会は、八重桜を入口として、有機農業や里山の保全、観光と宿泊の支援までを一続きの取り組みとして捉え、秦野市全域の地域づくりに寄与していきます。

2026年10月、一般社団法人として設立登記を予定しています。その後、公益社団法人への移行をめざし、活動の幅を着実に広げてまいります。

Season

摘み取るのは、
一年にいちどの春の花の時期だけ

八重桜が花をひらくのは、春のごくわずかな期間です。その一瞬のために、ほかの季節も、木と里山に手をかけ続けます。

SPRING春

花の時期。一枝ずつ、手で摘み取ります。

SUMMER夏

木と里山の手入れを続けます。

AUTUMN秋

木と里山の手入れを続けます。

WINTER冬

次の春へ向けて、木を整えます。

Activities

四つの営みを、一つにつなぐ

協会の事業は、次の四つの区分で構成しています。八重桜を入口に、農・里山・観光と宿泊の支援までを一続きの取り組みとして組み立て、初年度は八重桜を主軸に据えます。

01

八重桜

市内に育つ八重桜を対象に、花の時期の摘み取りから、原料の供給、製品づくりまでを一貫して支えます。初年度はこの取り組みを主軸に据え、活動を組み立てます。

初年度の主軸
02

有機農業

八重桜を中心に、土と水に向き合う農の営みを、環境に配慮した栽培とともに育てていきます。日々の手入れが、花の品質と里山の風景を支えます。

03

里山

八重桜が花をひらく里山の環境を、地域の皆さまとともに守り、次の世代へ引き継ぎます。手をかけることで保たれる風景を、地域の力で支えていきます。

04

観光と宿泊の支援

花の季節に秦野を訪れる方々を受け入れるため、宿泊と滞在の場づくりを支援します。協会が施設を整え、事業者の皆さまに有料で貸与し、その貸料を活動の収益とする考え方です。

Cultivate

摘み、選び、つなぐ。

花の時期に集まり、一本ずつ摘み、等級で見きわめ、次の使い手へ届ける。秦野の八重桜にまつわる日々の営みを、地域ぐるみで続けています。

Pick摘み取り隊
2025年、八重桜の摘み取り隊を立ち上げました。地域の皆さまとともに、約20名で花の時期を迎えています。手の届く一本一本から、ていねいに花を摘み取ります。
Grade品質の見きわめ
原料は、関山・紅色を必須としています。蕾はAからDまで、花びらはA・B・Dの等級に分け、用途に応じて用います。等級ごとに係数(蕾 1.2/1.0/0.8、花びら 1.0/0.8)を定め、品質をそろえています。
Growジョイント八重桜
地域で大切にされてきた八重桜、約535本を対象に、地域ぐるみで花の時期を迎えます。2026年、初めての収穫を迎えました。
Supply原料の供給
摘みたての蕾と花びらを、加工前の生花のまま、食品・飲料の分野へ届ける取り組みを進めています。塩漬けの前の、いちばん香りの高い状態でお渡しします。
斜面に咲き誇る満開の八重桜
満開の八重桜秦野市
八重桜の花を摘み取る摘み取り隊
摘み取りの様子摘み取り隊
八重桜の木から花を摘み取る作業の様子
収穫の日々花の時期

Joint Yaezakura

受け継がれてきた木に、
初めての収穫

地域で長く大切にされてきた八重桜、約535本。2026年の春、その木々が初めての収穫を迎えました。一本ずつ手をかけて育てられてきた木から、花の時期に、蕾と花びらを摘ませていただきます。

Joint「ジョイント」の由来
台木に枝を接ぐ接ぎ木(ジョイント)によって育てられた八重桜です。木を低く仕立てることで、手の届く高さで一枝ずつ花を摘むことができます。
Cultivate約8年をかけて
「柳川のめぐみ」が約8年をかけて栽培してきた八重桜です。長い時間をかけて育てられてきた木だからこそ、花の時期に確かな花を摘ませていただくことができます。
Guidance栽培の支援
この栽培は、神奈川県農業支援センターのご指導を受けています。剪定の仕方や日々の管理方法について支援をいただきながら、木と向き合っています。
Together連携して
協会は「柳川のめぐみ」と連携し、この八重桜の蕾と花びらを摘ませていただき、原料として次の使い手へお届けしています。

「柳川のめぐみ」とともに

協会の活動は、「柳川のめぐみ」との連携を土台にしています。約8年をかけてジョイント八重桜を育て、花の時期を迎えてきたその営みに、私たちも一緒に参加させていただいています。摘ませていただいた花は、原料として飲料・食品の分野へお届けする方向で、事業化を進めています。

ジョイント八重桜 約535本 神奈川県農業支援センターのご指導 原料の供給を事業化へ
青空の下、斜面に並ぶジョイント八重桜の圃場
斜面の圃場支柱で整えて
支柱に沿って咲き始めた八重桜
咲き始め2026年春
ジョイント八重桜の摘み取り作業
初めての収穫摘み取り隊

Sustainability

つづけられる仕組みを、
地域とともにつくる

八重桜は、毎年いちど花をひらきます。その花を来年も、その次の年も摘めるようにするには、木を守り、土と水を守り、手をかける人を絶やさないことが欠かせません。私たちは、持続可能(サステナブル)な地域づくりを活動の土台に置いています。

01

連携と共創

原料を売る・買うという一方向の関係ではなく、対等な立場で知恵を出し合い、価値を一緒に高めていくことを大切にします。ジョイント八重桜を育ててきた「柳川のめぐみ」との連携、そして神奈川県農業支援センターのご指導。地域の皆さまと同じ目線で、汗をかきながら進めます。

02

里山と水を守る

八重桜が花をひらくのは、まわりの里山、土、水があってこそ。有機農業の営みと里山の保全を通じて、生きもののすみかでもある環境を、次の世代へ引き継ぎます。

03

原料の物語を伝える

その土地の気候と暮らしが、花の香りをつくります。摘んだ時期や等級を見きわめ、育てた人と土地の物語までを、使い手の方へ手渡します。八重桜の文化を見る

04

続けられる事業に

収穫量に限りがあるからこそ、等級ごとに使い分け、余さず使うものづくりを。摘み取り隊のように参加できる形を増やし、地域に関わる人を、少しずつ広げていきます。

4つ事業の区分八重桜・有機農業・里山・観光と宿泊の支援
535本ジョイント八重桜地域で受け継がれてきた木々
20名摘み取り隊地域の皆さまとともに花の時期を迎えます

パートナーとともに

摘んだ蕾と花びらを、加工前の生花のまま食品・飲料の分野へお届けする取り組みを進めています。買う・売るだけで終わらせず、産地が続いていく仕組みを、お取引先の皆さまと一緒に考え、育ててまいります。

めざすのは、秦野の八重桜が、これからも毎年咲きつづけること。その花を通じて、地域の営みが次の世代へつながっていくことです。

Photographs

花の時期の、秦野

毎年いちど巡ってくる、短い花の時期。摘み取り隊が一本ずつ花を摘み、次の使い手へ手渡すまでの日々を、写真でご紹介します。

満開の八重桜の下で摘み取り作業をする様子
木の下で、ともに摘む
青空を背景に咲く八重桜
青空に咲く八重桜
木に登って八重桜の花を摘み取る様子
木に登って、一枝ずつ
八重桜の花のクローズアップ
花びらの重なり
脚立に乗って八重桜を摘み取る様子
脚立の上から
摘み取った八重桜の花を袋に入れる様子
摘み取った花を袋へ
陽光の下で咲く満開の八重桜
陽光の下で
高い枝の八重桜を摘み取る様子
高い枝の花も
山あいの斜面に並ぶジョイント八重桜の木
山あいの斜面に
ジョイント八重桜の摘み取り作業
花の時期の摘み取り
八重桜の花を一枝ずつ摘み取る手元
一枝ずつ、手作業で
摘み取った八重桜の花を袋に集める様子
摘み取った花は袋へ
麦わら帽子をかぶり八重桜を摘み取る様子
麦わら帽子の下で

Product

秦野八重

摘みたての八重桜を、白梅酢と天然塩で塩漬けにし、乾燥させて仕上げた製品です。クエン酸は使用していません。香りと色をそのままに閉じ込めました。

まずはサンプルのお届けから始め、一部はオンラインでの提供を予定しています。「提供を始める」準備を、一つずつ整えています。

素材の、三つのこだわり

関山・紅色 白梅酢と天然塩 クエン酸不使用

秦野八重【吟醸】A

香りをいかした、いちばん上の等級の仕上げ。

秦野八重B

日々の暮らしに寄り添う、標準の仕上げ。

秦野八重【パウダー】C

花を細やかに仕上げ、使いやすく整えた粉末の仕上げ。

Online Shop

2027年3月、
オンラインでの提供を始めます

収穫量に限りがあるため、数量限定でのご案内です。内容量・販売価格・送料・お支払い方法などは、公開時にご案内します。

オンラインショップを見る

Culture

江戸の旅人が、茶屋で口にした花

協会が扱う八重桜は、秦野市内全域を対象としています。東田原、蓑毛、千村など、市内の八重桜農家の皆さまからも収穫させていただいており、ジョイント八重桜は、そのうちの一つです。

秦野の八重桜は、江戸時代に大山詣でが流行したことで広く知られるようになりました。矢倉沢往還から大山道を行き交う旅人に、街道の茶屋で振る舞われていたといいます。全国各地から大山を目指した人々が、道中でこの花に触れていきました。

15〜20トン秦野市の年間生産量食用八重桜の産地として、全国でも有数の規模を誇ります。
約8割国内シェア国内で流通する食用八重桜の多くが、この地から届いています。
千村地区栽培の中心市内では千村地区を中心に、およそ3,000本が栽培されています。

出典:読売旅行「食べる桜の里を訪ねて 秦野市」/SHUN GATE「春の風情を届ける、桜の塩漬け」/テレビ朝日 news(2026年4月13日)

いにしへの 奈良の都の 八重桜
けふ九重に にほひぬるかな

伊勢大輔 (百人一首)

八重桜は、古くから日本の文化に根付いています。平安時代には、和歌にも詠まれていました。この一首は、奈良の八重桜が宮中に献上された折に詠まれたものです。花をめでる心は、千年前から変わらず受け継がれてきました。

Heian平安時代
八重桜は和歌に詠まれ、宮中の花として親しまれていました。関山、普賢象、八重紅枝垂れ、福禄寿など、多くの品種が育まれています。
Edo江戸時代
矢倉沢往還の宿場町として栄えた曽屋・千村には、問屋場や人馬継ぎ立場が置かれ、大山詣での旅人が行き交いました。村の人々が祭事の費用を得るために桜漬けを造り、旅人に「桜湯」として振る舞ったことが、秦野の八重桜文化の始まりと考えられています。
Michisuji行き交った道
大山道は主なもので八道あり、その一つ青山通り大山道(矢倉沢往還)は、松田惣領から千村・曽屋を通って伊勢原へと続いていました。現在も蓑毛通り大山道などが旧道として残り、その名が定着しています。
Michi知られるように
春先から秋口まで、箱根方面や京都・大阪方面からも多くの旅人が往来しました。茶屋で振る舞われた桜湯は大変好評で、口づてに各地へ広まったといわれています。伊能忠敬の『大日本沿海輿地全図』には、矢倉沢往還の主要地点として千村・曽屋村が記されています。
Home暮らしの中で
秦野では、多くの家庭で八重桜の塩漬けが漬けられてきました。花の時期に摘み、塩と白梅酢で漬ける、手仕事の文化です。千村地区の「丹沢のさくら漬」はかながわブランドに登録されています。
Nowそして、いま
高齢化や、漬物の衛生管理に関する基準がより丁寧に求められるようになったことなどにより、年々、家庭で漬ける数は減ってきています。一方で、結婚式場やお祝いの席では今でも「桜湯」が振る舞われ、桜餅や桜あんパンとともに、知らず知らずのうちに暮らしの中へ受け継がれています。

受け継ぐために、協会ができること

文化は、手をかける人がいてこそ続きます。家庭で漬ける数が減ったいま、摘む・漬ける・届けるという営みを、地域の皆さまとともにつないでいく。それが協会の役割だと考えています。市内の八重桜農家の皆さまと連携し、全国の食用八重桜の多くがこの秦野から届いている産地として、この花を次の世代へ手渡してまいります。

秦野市全域の八重桜 塩漬けの文化を次代へ 摘む 漬ける 届ける

History

これまでの歩み

Membership

活動を、ともに支える

協会の活動は、多くの方々のご支援によって成り立ちます。定款には、賛助会員の会費、寄附の受入れ、そして将来の事業に向けた基金について定めています。

会費の額、お申し込みの方法、寄附の受付方法は、内容が整いしだい、本ページでご案内します。

Supporting Member

賛助会員として、活動を支えていただく仕組みを整えています。

Donation

寄附によるご支援を受け入れる体制を定めています。

Fund

将来の事業に向けた基金の受入れを定めています。

Overview

協会の概要

名称一般社団法人 秦野八重桜協会
所在地神奈川県秦野市
設立2026年10月(設立登記予定)
事業年度4月1日から3月31日まで
機関設計理事会設置型・監事設置
主な事業八重桜を軸とした地域づくり(八重桜・有機農業・里山・観光と宿泊の支援)
めざす姿公益社団法人への移行

Contact

お問い合わせ

八重桜の摘み取り、原料の供給、製品、賛助会員・寄附についてのご相談を承ります。下記の窓口までお気軽にお問い合わせください。

Mail

[email protected]

Location

神奈川県秦野市